「2020年に、本当の意味での投資に出会うことになる」と前回書きました。正確に言えば、それは両学長の書籍『お金の大学』との出会いでした。そこから私の本当の投資がスタートしたのです。
2020年の秋ごろだったでしょうか。妻から手渡された一冊の本——それが『お金の大学』でした。
手に取った瞬間、直感的にそう感じました。「これは本物だ」 と。
これまで「お金」について真剣に学んだことのなかった私にとって、この本の内容は衝撃そのものでした。それからは何度も読み返し、同時にリベ大YouTubeの動画をかたっぱしから見まくる毎日が続きました。
まずはこの本の通りにやってみよう——そう決めて、一歩ずつ取り組んでいきました。
『お金の大学』が教えてくれた「5つの力」
この本の核心は、「経済的自由」 という考え方です。著者の両学長はそれを「生活費を資産所得でまかなえる状態」と定義しています。嫌な仕事を無理に続けなくていい、お金の不安で人生を縛られない——そんな状態を目指すための道筋として、「5つの力」が示されています。
| 力 | テーマ | ポイント |
|---|---|---|
| ① 貯める力 | 固定費を削る | 通信費・保険・住宅・車など6大固定費の見直し |
| ② 稼ぐ力 | 収入源を増やす | 副業・転職・フリーランスで収入を分散 |
| ③ 増やす力 | 長期・積立投資 | インデックスファンドへの分散投資。FX・短期売買は不向き |
| ④ 守る力 | 詐欺・手数料対策 | 金融リテラシーを身につけ、不要な損失を防ぐ |
| ⑤ 使う力 | 満足度の高い支出 | 貯め込むだけでなく、価値ある経験・健康・学びに使う |
「貯める力」では、通信費・保険・住宅・車といった人生の6大固定費を見直すことから始める。「稼ぐ力」では、会社員一本に頼らず副業や転職で収入源を分散させる。「増やす力」では、インデックスファンドへの長期・積立・分散投資が推奨されており、FXや短期売買は初心者には不向きとはっきり書かれています。「守る力」では詐欺や高い手数料、税金知識の不足から身を守る。そして「使う力」では、ただ貯め込むのではなく、自分が本当に価値を感じることにお金を使うことが幸せへの道だと説かれています。
本書の核心メッセージ
「お金を増やすこと」が目的なのではなく、「自由に生きること」が目的である。特別な才能がなくても、正しい知識と行動で人生は変えられる。
この本が示してくれた「私の現在地」
読み進めるうちに、私は気づきました。
私はまだ「投資(増やす)」のフェーズに立てる段階ではない、と。
それまで取り組んでいたFXは、この本が「初心者には不向き」「高リスク」と明確に位置づけているものでした。一発逆転を狙う姿勢そのものが、間違っていたのです。
まず取り組むべきは「貯める力」と「稼ぐ力」——固定費の見直しと収入源の多様化でした。「増やす力」はその先にあるものだったのです。
この本は、私が向かうべき方向と具体的な手段を、これ以上なくはっきりと示してくれました。
具体的にどんな取り組みを始めたのか——固定費の見直し、副業への挑戦、そしてNISA口座の開設まで。次回の第4回からは、実際の行動と結果をお伝えしていきます。